古典庭園コレクション
四季花鳥
四季花鳥図
四季花鳥図に着想を得て
ソング・オブ・フォー・シーズンズ(Song of Four Seasons)コレクションは、日本の「四季花鳥図」の伝統——花や鳥を通して四季それぞれの移ろいを表現する、動植物の調和を描いた由緒ある画題——に着想を得ています。江戸時代に隆盛を極め、伊藤若冲をはじめとする巨匠たちによって体現されたこれらの作品は、一年を通じた自然界の連続性を表しながら、それぞれの季節が持つ独特の美しさを称えています。
Ekin はこのテーマを四つの独立した構図によって展開し、それぞれがひとつの季節と、それを象徴する鳥や花に捧げられています。春は孔雀と牡丹、桃の花を組み合わせ、再生と豊かさに満ちた情景を生み出します。夏は雉、鴛鴦、海棠の花、そして睡蓮が、暖かな季節の生命力とともに描かれます。秋は雁と菊、そして芙蓉によって表現され、冬は丹頂鶴、梅の花、椿によってこの一年の巡りが締めくくられます。四つの画面は共にひとつの完全な一年の循環を形づくり、それぞれの季節を個別に味わいながらも、より大きな構図の一部として鑑賞することができます。
本コレクションは Ekin 独自の Kinka キンカ 技法によって実現され、それぞれの画面はその季節固有の個性を伝えるよう作り込まれています。アーティストたちは、それぞれの花、羽、枝、葉が持つ固有の質感に応じて、異なる針目の構造、装飾技法、素材、そして仕上げを選び抜いています。四つの独立しながらも互いに結びついた作品として構想されたこの構図は、屏風、回転式の両面屏風、そして四枚一組の壁面パネルという形をとり、空間の中でさまざまな配置により四季が展開することを可能にしています。
ソング・オブ・フォー・シーズンズは、自然界を通して時の流れを見つめるという、長い芸術的伝統を受け継いでいます。四つの画面を通して、移りゆく一年がそれぞれの季節を彩る花や鳥によって表現され、連続性、変化、そして再生についての静かな省察をもたらします。
着想源
四季花鳥図軸
呂紀 · 1488年頃-1505年頃、明時代 · 東京国立博物館
